道具を大切にすることは、人を大切にすること。|ソフトテニスを通して伝えたい感謝の気持ち
昨日のTBHソフトテニスクラブ選手コースで、少し残念な出来事がありました。
練習で使っているボール拾い用のネット。そのシャフトが折れていたんです。
みんなで使っているクラブの大切な道具です。
正直、残念な気持ちになりました。
でも、今回の出来事は、選手たちに大切なことを伝える良い機会でもあると思いました。
そこで練習後のミーティングでは、少し時間を取って、みんなに話をしました。
それは、単に「道具を壊さないようにしよう」という話ではありません。
道具を大切にすること。そして、その向こうにいる人たちのことも大切にできる選手になってほしい。
そんな思いを込めた話です。
いつも使っている道具。その向こうには誰がいる?
みんなが毎日のように使っているラケット。
練習や試合で履くテニスシューズ。
ユニフォームや練習着。
そして、クラブで使っているボールや練習道具。
いつも身近にあるものだからこそ、当たり前のように感じてしまうことがあります。
でも、少し考えてみてほしいんです。
そのラケットは、誰が用意してくれたものだろう。
シューズが小さくなったとき、新しいものを買ってくれるのは誰だろう。
練習着を洗濯してくれる人。
練習や大会に送り迎えしてくれる人。
みんながソフトテニスを続けられるように、日々の生活の中で支えてくれている人たちがいます。
ラケットやシューズは、単なるスポーツ用品ではありません。
みんなの「頑張りたい」という気持ちを応援してくれる人たちからの、大切な贈り物でもあるんです。
だからこそ、大切に使ってほしい。
練習が終わったら、きちんと片付ける。汚れたら手入れをする。乱暴に扱わない。
道具は使っていれば壊れることもあります。だからこそ、丁寧に扱い、もし壊してしまったり、破損に気づいたりしたら、きちんと伝えることも大切です。
そんな日々の小さな行動に、道具を用意してくれた人への感謝や、自分の行動に責任を持つ姿勢が表れるのだと思います。
クラブで練習できることも、当たり前じゃない
もう一つ、選手たちに伝えたかったことがあります。
それは、こうしてソフトテニスに打ち込める環境があることも、決して当たり前ではないということ。
学校が終わってから練習に参加できる。
休日に仲間とコートに立てる。
大会に出場して、自分の力を試せる。
そこには、会費の負担だけではなく、送迎や予定の調整など、家族をはじめとする周囲の人たちの支えがあります。
もちろん、選手たち自身も一生懸命頑張っています。
でも、その頑張りを支えてくれる人がいることにも、ぜひ気づいてほしい。
僕は、感謝の気持ちは、誰かに言われて持つものではないと思っています。
自分が当たり前だと思っていたことの向こうに、誰かの優しさや努力がある。
そのことに気づいたとき、自然と「ありがとう」という気持ちが生まれるのではないでしょうか。
ソフトテニスができることを、当たり前だと思わない。
そんな選手になってほしいと思っています。
コートに立つ選手にも、忘れてほしくないことがある
今回の話は、道具や家族への感謝だけではありません。
これから大会に出場する選手たちにも、ぜひ考えてほしいことです。
学校の代表として大会に出場する選手。
レギュラーに選ばれ、コートに立つ選手。
その一方で、一生懸命練習していても、試合に出られない選手もいます。
自分も試合に出たかった。
もっと頑張ってきたのに。
そんな悔しい思いを抱えながら、それでも仲間を応援してくれる選手がいます。
僕は、試合に出る選手たちに、その存在を忘れてほしくありません。
普段、一緒に練習してくれる仲間。練習相手になってくれる仲間。試合中に声を出して応援してくれる仲間。
コートに立つ選手だけで、チームができているわけではありません。
だからといって、仲間の分まで絶対に勝たなければいけない、ということではないんです。
勝つことを義務に感じる必要もありません。
ただ、コートに立てることへの感謝を忘れず、最後まで自分らしく、一生懸命戦ってほしい。
その姿勢が、応援してくれる仲間への敬意にもつながると思っています。
勝つことだけが、仲間への恩返しではありません。
たとえ結果が思うようにならなくても、仲間への感謝を胸に、最後まで全力で戦う。
そんな姿も、僕は大切にしたいと思っています。
強い選手になる前に、大切にしてほしいこと
TBHでは、もちろんソフトテニスの技術向上を目指しています。
速いボールを打てるようになること。
試合で勝てるようになること。
大会で良い結果を残すこと。
そのために、日々の練習にも真剣に取り組んでいます。
でも、僕が選手たちに身につけてほしいのは、技術だけではありません。
挨拶ができること。
道具を大切にできること。
仲間を思いやれること。
支えてくれる人に感謝できること。
そして、自分の行動に責任を持てること。
どれも、ソフトテニスを離れたあとも大切になることばかりです。
どれだけテニスが上手くなっても、人として大切なことを忘れてほしくない。
反対に、試合でなかなか結果が出なくても、周囲の人を大切にできることは、その選手の素晴らしい成長だと思います。
選手として成長することと同じくらい、一人の人間として成長してほしい。
それが、僕の指導者としての願いです。
間違えたあとに、どう行動するか
今回のミーティングのあと、うれしいこともありました。
ある選手が、自分から僕のところへ来て、道具の件について謝ってくれたんです。
その様子から、自分の行動を振り返っている気持ちが伝わってきました。
僕は、その行動をうれしく感じました。
もちろん、最初から道具を大切に扱うことが大事です。
でも、人は誰でも失敗することがあります。
大人だって同じです。
大切なのは、間違えたあとに、どう行動するか。
自分の行動を振り返ること。
必要なときには、きちんと謝ること。
そして、次はどうすればよいか考えること。
簡単なようで、勇気が必要なこともあります。
だからこそ、自分から伝えに来てくれたことを、僕は大切に受け止めたいと思いました。
今回の出来事も、ただの失敗で終わる必要はありません。
そこから何かに気づき、次の行動が変われば、それは一つの成長です。
失敗しないことだけが、成長ではない。
失敗から学び、次の行動を変えていけることも、大切な成長です。
そして、指導する僕たち大人も、子どもたちの失敗だけを見るのではなく、そのあとの行動や変化をきちんと見守れる存在でありたいと思っています。
道具を大切にするように、人も大切にできる選手へ
今回の出来事を通して、選手たちに伝えたかったこと。
それは、道具を大切に使ってほしいということだけではありません。
その道具を用意してくれた人。
練習できる環境を支えてくれる人。
一緒に戦ってくれる仲間。
応援してくれる人。
自分の周りにいる、たくさんの人の存在に気づいてほしい。
ソフトテニスを続けていれば、これからもいろいろな経験をすると思います。
勝ってうれしい日。
負けて悔しい日。
仲間と意見が合わない日。
自分の行動を反省する日。
その一つひとつが、選手としても、人としても成長するきっかけになるはずです。
いつか選手たちが大人になったとき、
「TBHでソフトテニスをやっていてよかった」
そう思ってもらえたら、これほどうれしいことはありません。
それは、試合で勝てるようになったからだけではなく、
仲間を大切にすることや、感謝することの意味も学べたから。
そんなクラブでありたいと思っています。
最後に、選手のみんなへ。
今日、当たり前のように使っているラケット。
今日、一緒に練習している仲間。
今日、コートに立てること。
その一つひとつの向こうに、誰かの支えがあることを、少しだけ考えてみてください。
きっと、今までとは違うものが見えてくると思います。
道具を大切にすることは、その向こうにいる人を大切にすること。
強い選手に。そして、人としても素敵な選手に。
これからも、ソフトテニスを通して一緒に成長していきましょう。
TBH SOFT TENNIS CLUB|選手コース
TBHソフトテニスクラブでは、技術の向上だけでなく、挨拶や礼儀、仲間への思いやり、感謝の気持ちなど、人としての成長も大切にしています。
ソフトテニスを通して自信を育み、競技でも日常生活でも成長していけるよう、一人ひとりと向き合っています。
▶ 選手コースの詳細はこちら
https://taisou.my.canva.site/sensyukosu


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