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2026/06/03

実力はあるのに試合で勝てない子へ|原因は「試合の組み立て」かもしれない

ソフトテニスの試合を見ていると、

「ボールは打てるのに、なぜか勝てない」
「ラリーはできるのに、ポイントにつながらない」
「相手に合わせてしまって、自分たちの形が出せない」

そんな選手は少なくありません。

実は、試合で勝てない原因は、技術不足だけではないことがあります。

もちろん、ストローク・サーブ・レシーブ・ボレーなどの技術は大切です。
でも、ある程度打てるようになってくると、勝敗を分けるのは試合の組み立て方相手を動かす力になってきます。

今回は、実力があるのに試合で勝てない子によくある「戦術面」の特徴についてお話しします。


戦術で、こんなことはありませんか?

試合中、次のようなことはありませんか?

  • 相手に合わせすぎて、自分たちの形がない
  • 配球がいつもなんとなく
  • 相手の弱点を見ていない
  • 攻める場面と守る場面があいまい
  • いつも同じコースばかり狙う
  • 相手の後衛を動かせていない
  • 相手の前衛を気にしすぎる
  • どこを攻めるか決まっていない
  • サーブの次を考えていない
  • チャンスボールをつなぐだけになる
  • 前衛を使った攻めがない
  • 相手を前後に揺さぶれていない

1つでも当てはまるものがあれば、技術だけでなく、試合の考え方や組み立て方を見直すチャンスです。


相手に合わせすぎて、自分たちの形がない

試合になると、相手のペースに合わせすぎてしまう子がいます。

相手がゆっくり打ってきたら、こちらもゆっくり返す。
相手がつないできたら、こちらもつなぐだけになる。
相手のテンポに合わせているうちに、自分たちの攻め方がなくなってしまう。

これでは、なかなかポイントを取りにいけません。

もちろん、相手に合わせてミスを減らすことも大切です。
でも、勝つためにはどこかで自分たちの形を出す必要があります。

たとえば、

深く打って相手を下げる
相手のバック側を狙う
前衛を使ってプレッシャーをかける
チャンスが来たらコースを決めて攻める

こうした形を持っておくと、試合で迷いにくくなります。


配球がいつもなんとなくになっている

「とりあえず返す」
「空いていそうなところに打つ」
「なんとなくクロスに返す」

このような配球になっていませんか?

もちろん、まず返すことは大切です。
でも、ずっと“なんとなく”で打っていると、相手はあまり怖くありません。

試合で大切なのは、1本1本に少しだけ意図を持つことです。

たとえば、

「相手を後ろに下げたい」
「相手を走らせたい」
「前衛に触られないようにしたい」
「次のボールで攻めやすくしたい」

このように考えられると、同じ1本でも意味が変わります。

強いボールを打つことだけが戦術ではありません。
どこに、何のために打つかを考えることが大切です。


相手の弱点を見ていない

試合で勝てる選手は、相手をよく見ています。

  • バックが苦手そう
  • 深いボールを嫌がっている
  • 前に出されると弱い
  • 走らされるとミスが増える
  • 前衛が動かない
  • 後衛がロブを嫌がっている

こうした相手の特徴に気づけると、攻め方が見えてきます。

逆に、相手を見ずに自分たちの打ちたいボールだけを打っていると、試合の流れを作りにくくなります。

試合中は、自分のプレーだけで精一杯になりやすいです。
でも、少しずつでいいので、相手の反応を見る習慣をつけましょう。

「今のボール、相手は嫌そうだったかな?」
「どのコースでミスが出たかな?」
「相手は何をされたら困っているかな?」

こう考えられるようになると、試合の組み立てが変わってきます。


攻める場面と守る場面があいまい

試合中に、攻めるべき場面で守ってしまったり、守るべき場面で無理に攻めてしまったりすることがあります。

たとえば、チャンスボールなのにつなぐだけ。
逆に、苦しい体勢なのに無理に強打する。

これでは、ポイントを取りきれなかったり、もったいないミスが増えたりします。

大切なのは、毎回強く打つことではありません。
今は攻める場面なのか、まず守る場面なのかを判断することです。

分かりやすく言えば、

良い体勢なら攻める
苦しい体勢なら深く返す
チャンスならコースを決める
迷ったら無理せず相手を動かす

この判断ができるようになると、試合中のミスが減り、ポイントも取りやすくなります。


相手の後衛を動かせていない

後衛同士のラリーで、いつも同じ場所に返していませんか?

相手の後衛が動かずに打てる状態が続くと、相手は楽にプレーできます。

ソフトテニスでは、相手に気持ちよく打たせないことが大切です。

たとえば、

深いボールで下げる
左右にコースを散らす
短いボールで前に出す
ロブで時間を作る
バック側を狙う

こうして相手を動かすことで、ミスを引き出したり、チャンスボールを作ったりできます。

速いボールを打てることも武器ですが、それだけでは勝てないこともあります。
大事なのは、相手を動かして、打ちにくい状態を作ることです。


相手の前衛を気にしすぎる

前衛が上手そうに見えると、急に打てなくなる子もいます。

「前衛に取られたらどうしよう」
「ポーチされたら怖い」
「どこに打てばいいか分からない」

そう考えすぎると、スイングが小さくなったり、配球が単調になったりします。

前衛を気にすることは大切です。
でも、気にしすぎると自分のプレーができなくなります。

前衛が気になるときほど、

深く打つ
ロブを使う
相手後衛を動かす
前衛の逆を意識する

など、落ち着いて選択肢を持つことが大切です。

前衛を避けるだけではなく、前衛をどう動かすか。
ここを考えられると、試合の組み立てが一段上がります。


サーブの次を考えていない

サーブを入れることだけで終わっていませんか?

サーブは、ただ始めるためのボールではありません。
次の展開を作るための大切な1本です。

たとえば、

「相手のバック側に入れて、返球を浅くさせたい」
「相手を外に出して、次を空いた場所に打ちたい」
「まずは確実に入れて、次のラリーで勝負したい」

このように、サーブの次を考えられると、試合が組み立てやすくなります。

強いサーブだけが良いサーブではありません。
次の1本につながるサーブを意識することが大切です。


3個以上当てはまったら要注意

今回の内容で、

  • 相手に合わせすぎて、自分たちの形がない
  • 配球がいつもなんとなく
  • 相手の弱点を見ていない
  • 攻める場面と守る場面があいまい
  • いつも同じコースばかり狙う
  • 相手の後衛を動かせていない
  • 相手の前衛を気にしすぎる
  • どこを攻めるか決まっていない
  • サーブの次を考えていない
  • チャンスボールをつなぐだけになる
  • 前衛を使った攻めがない
  • 相手を前後に揺さぶれていない

この中で3個以上当てはまる場合は、技術不足だけではなく、試合の組み立て方を見直す必要があるかもしれません。

でも、安心してください。

戦い方は変えられます。
配球次第で流れは変わります。
考える力は少しずつ育てられます。

大切なのは、速いボールを打つことだけではありません。
相手を動かし、自分たちが点を取れる形を作ることです。


まとめ|勝てない原因は技術じゃなく「戦い方」かもしれない

実力があるのに試合で勝てない子は、技術がないわけではありません。

相手に合わせすぎてしまう。
配球がなんとなくになっている。
相手の弱点を見ていない。
攻める場面と守る場面があいまい。
相手を動かせていない。

こうした戦術面が、試合の結果に大きく影響していることがあります。

ソフトテニスで勝つためには、技術だけでなく、

相手を見る力
配球を考える力
攻める場面を判断する力
自分たちの得意な形を出す力

も大切です。

勝てる選手は、ただ強いボールを打つ選手ではありません。
相手を見て、考えて、試合を組み立てられる選手です。

気づけた選手は、もう変わる一歩を踏み出しています。
一緒に少しずつ、試合で力を出せる選手を目指していきましょう。


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